NEW!2025-05-27 11:59:52テーマ:ブログ


みなさんは“キャベツ”を召し上がりますか?
ワタシは、“とんかつ”や“お好み焼き”が大好物で、生でも焼いても蒸しても、どんな調理方法でもキャベツは大好きな野菜の一つです。
実はこの“キャベツ”は、その豊富な栄養素と低糖質・低カロリーな特性から、健康維持とダイエットの両面で非常に優れた野菜の代表格です。
本稿では、この“キャベツ”の健康・ダイエット効果について解説します。
キャベツの健康効果
- 胃腸の健康をサポート(ビタミンU:キャベジン)
- キャベツ特有の成分である「ビタミンU(通称:キャベジン)」は、胃酸の分泌を抑制し、胃の粘膜を保護・修復する働きがあると言われています。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防・改善に役立つとして、胃腸薬の成分としても利用されています。
- 熱に弱い性質があるため、生で摂取するのが効果的です。
- 抗酸化作用と美肌効果(ビタミンC)
- キャベツにはビタミンCが豊富に含まれており、特に外側の葉に多く含まれています。
- ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去し、老化や病気の原因となる細胞のダメージを防ぎます。
- コラーゲンの生成を助けるため、肌のハリや弾力維持、シミの予防など、美肌効果も期待できます。
- ビタミンCは水溶性で熱に弱いため、生で食べるか、煮物にする場合はスープごと摂取するのがおすすめです。
- 骨の健康維持(ビタミンK)
- ビタミンKは、血液凝固を助けるだけでなく、骨の形成に必要なタンパク質を活性化させる働きがあります。骨を丈夫に保つために重要な栄養素です。
- むくみ解消と血圧調整(カリウム)
- キャベツにはカリウムも豊富に含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、むくみの改善や高血圧の予防に役立ちます。
- 造血作用と胎児の発育(葉酸)
- 葉酸は、赤血球の生成に関わるビタミンで、「造血のビタミン」とも呼ばれます。貧血予防に役立ちます。
- 特に妊娠初期の女性は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、葉酸の十分な摂取が推奨されています。
キャベツのダイエット効果
- 低カロリーで満腹感がある
- キャベツは100gあたり約23kcalと非常に低カロリー・低糖質です。水分が多く、かさがあるため、たくさん食べてもカロリーオーバーになりにくいのが特徴です。
- 食物繊維が豊富で、シャキシャキとした食感があるため、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、少ない量でも満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
- 血糖値の急上昇を抑制する
- キャベツに含まれる食物繊維(特に不溶性食物繊維)は、糖の吸収速度を穏やかにする働きがありますので、結果的に糖質の過剰摂取を防ぎダイエット効果を発揮します。
- 食事の最初にキャベツなどの野菜を食べる「ベジファースト」を実践することで、食後の血糖値の急上昇を抑え、インスリンの過剰分泌を抑制します。これにより、余分な糖が脂肪として蓄積されるのを防ぎ、太りにくい体づくりをサポートします。
- 便秘解消と腸内環境の改善
- キャベツに豊富な不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のかさを増し、腸のぜん動運動を活発にするため、便秘の解消に役立ちます。
- また、食物繊維は腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果も期待できます。腸内環境が改善されると、代謝の向上にもつながると言われています。
- 食事誘発性熱産生の向上
- よく噛むことで、食事誘発性熱産生(食後に体が温まり、エネルギーを消費する量が増える現象)が高まります。キャベツのシャキシャキとした食感は咀嚼回数を増やすのに役立ち、カロリー消費の促進にも貢献します。
ダイエットにおけるキャベツの活用法
- 食前キャベツ: 食事の最初に生の千切りキャベツを70〜100g程度食べるのがおすすめです。
- 温野菜として: 茹でたり蒸したりしてかさを減らすことで、より多くの量を摂取できます。スープや炒め物に入れるのも良いでしょう。
- 献立のボリュームアップに: 糖質やカロリーを抑えつつ、食事の満足度を高めるために、様々な料理に積極的にキャベツを取り入れましょう。
いかがでしょうか?
キャベツは、低糖質で食物繊維や栄養豊富、さらに満腹感も得やすいという、ダイエットに非常に適した食材です。
このキャベツを日々の食生活に上手に取り入れることで、健康的かつ効率的なダイエットをサポートしてくれるでしょう。