
当院で導入している“スティムシュア(StimSure)”は、電磁パルス筋線維刺激(EMS: Electromagnetic Muscle Stimulation)技術を用いた非侵襲的な筋力増強・全身の体脂肪減少デバイスです。
この装置は、強力な電磁場(電磁パルス)を利用して筋肉を強制的に連続的に収縮させ(1回の施術で25000回)、ただベッドに寝ているだけで、筋力トレーニングよりもより強力な効果をもたらしつつ、体脂肪の減少を促進します。
本稿では、この“スティムシュア(StimSure)”がなぜ、効率的に体脂肪を減少させるかについて、そのメカニズムを解説します。
スティムシュアによる体脂肪減少のメカニズム
- 筋肉の超最大収縮によるエネルギー消費の増加
- 効果: スティムシュアは、通常の筋トレでは達成できない高頻度・高強度の筋収縮(スーパーマキシマル収縮、1回の施術で25000回)を誘発します。これにより、短時間で大量のエネルギーが消費され、脂肪燃焼が促進されます。
- メカニズム: 電磁場(電磁パルス)が筋肉を強制的に収縮させることで、筋肉は大量のATP(エネルギー)を必要とします。このエネルギーは主に脂肪酸やグルコースから供給され、特に脂肪細胞から遊離脂肪酸が動員されて燃焼されます。1回のセッション(約20~30分)で、25000回の筋収縮が起こり、通常の筋トレを大幅に超えるエネルギー消費が実現します。
- 筋肉量の増加による基礎代謝の向上
- 効果: スティムシュアは筋線維を刺激し、筋肥大や筋力増強を促進。これにより基礎代謝量(BMR)が向上し、安静時でも脂肪燃焼が促進されます。
- メカニズム: 筋肉量が増えると、1kgあたり約13~15kcal/日のエネルギー消費が追加されます。スティムシュアは、特に腹部や臀部などの大きな筋群をターゲットにすることで、効率的に筋肉量を増やし、長期的な脂肪燃焼をサポートします。
- 運動後過剰酸素消費(EPOC)の誘発
- 効果: スティムシュアによる高強度の筋収縮は、運動後過剰酸素消費(EPOC)を引き起こし、セッション後もカロリー消費が続くため、脂肪燃焼が持続します。
- メカニズム: 筋肉が激しい収縮を経験した後、身体は筋線維の修復やエネルギー補充のために酸素を多く必要とします。この過程で脂肪酸がエネルギー源として優先的に利用され、脂肪減少が促進されます。
- 脂肪細胞の局所的な減少
- 効果: スティムシュアは、ターゲット部位(例:腹部、臀部、大腿部)の脂肪を局所的に減少させる効果が報告されています。
- メカニズム: 高強度の筋収縮により、ターゲット部位の脂肪細胞がエネルギーとして動員されやすくなります。また、筋肉の活動により局所の血流が改善し、脂肪分解に関わるホルモン(アドレナリンなど)の作用が強化されます。これにより、施術部位の脂肪層が減少します。
- ホルモン環境の最適化
- 効果: スティムシュアは、脂肪分解を促進するホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン、成長ホルモン)の分泌を刺激します。
- メカニズム: 高強度の筋収縮は交感神経系を活性化し、これらのホルモンが脂肪細胞内のリパーゼを活性化。貯蔵された中性脂肪が遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、エネルギーとして利用されます。
スティムシュアの効率性の理由
- 非侵襲的で短時間: 1セッション20~25分で、通常の筋トレの数時間分に相当する筋収縮をたった20-25分間の施術で誘発が可能です。忙しい人でも効率的に脂肪燃焼と筋肉増強が可能です。
- ターゲット部位の集中効果: 特定の筋群(例:腹筋、大腿部、臀部)にフォーカスすることで、局所的な脂肪減少と筋肉の引き締めが同時に実現。
- 筋トレと同等以上の効果: スティムシュアは、通常の筋トレでは難しい深層筋(例:腹横筋 など)まで刺激し、全体的な代謝向上に寄与。
- 継続的な効果: 複数回のセッション(通常月に6~8回、週に1~2回)で筋肉量が増加し、脂肪燃焼効果が持続。
いかがでしょうか?
この“スティムシュア治療”はこれまでの概念を破壊する画期的な脂肪燃焼・筋力増強治療プログラムです。
高強度の筋収縮によるエネルギー消費、筋肉量増加による基礎代謝向上、EPOC、ホルモン分泌の促進、局所的な脂肪分解を通じて、効率的に体脂肪を減少させます。特に、短時間で強力な筋収縮を誘発できる点が、通常の筋トレと比べて効率的な理由です。効果を最大化するには、担当する主治医(ダイエット治療医)によるマンツーマンでの治療と生活指導+継続的なセッション(月に6~8回の施術を6~8ヶ月間継続)が重要です。
いままで様々なダイエット法を試したけど、なかなかうまくいかない・・・
我流でダイエットしてみたけど、すぐにリバウンドしてしまって・・・
という皆さま
まずは、お近くのダイエット治療医にお気軽にご相談ください