医療ダイエット治療とリハビリテーション医学の共通点とは?

ワタシは医師になり30年以上、国家・学術団体に認定された“リハビリテーション専門医”として、脳卒中を中心として様々な疾病や障害(しょうがい)に対する治療に携わってまいりました。

そして現在は、ダイエット治療医として多くの肥満でお困りの方々(大半は中高年以降の女性の皆さま)に誠心誠意真心を込めて診療させていただいております。

本稿では、ワタシが日頃感じている“リハビリテーション医学と医療ダイエット治療の共通点”について、雑多ではございますが簡単にお話しさせていただきたいと存じます。

リハビリテーション医学と医療ダイエット治療との共通点

  1. 個別化されたアプローチ
    両者とも患者の状態やニーズに基づいた個別化された治療計画を重視します。リハビリテーション医学では、患者の機能障害や生活環境に応じたプログラムを設計し、医療ダイエットでは、体重や体組成・体脂肪・筋肉量・内臓脂肪、健康状態、ライフスタイルを考慮したプランを個別的に提供します。
  2. 健康と機能の改善
    双方の目標は、患者の健康状態や生活の質(QOL)を向上させることです。リハビリテーションは身体機能の回復や維持を目指し、医療ダイエットは肥満関連疾患の予防・改善や全身の健康増進ならびに美容的改善による精神心理的改善を目的とします。
  3. 生活習慣の改善
    リハビリテーションでは運動習慣や日常生活動作の改善、医療ダイエットでは食事や基礎代謝向上によりエネルギー消費能力の向上と適化が重視されます。どちらも長期的な生活習慣の変容を促します。
  4. 科学的根拠に基づくアプローチ
    両者とも医科学的エビデンスに基づいた介入を行い、医学的評価やモニタリングを通じて効果を検証します。例えば、リハビリでは機能評価、ダイエットでは体重・体組成(体脂肪・筋肉量・内臓脂肪 など)や血液データの追跡が行われます。
  5. 患者教育と自己管理
    患者が自身の健康を管理できるよう教育を行う点が共通しています。リハビリでは自宅での運動指導、医療ダイエットでは栄養管理や継続可能な生活習慣の指導が行われます。

これらの共通点により、両分野は患者の全体的な健康と自立を支えることに貢献します。

これまでの30年間は、リハビリテーション専門医として数千人に及ぶ脳卒中患者に対してご奉公して参りました。

そしてこれからの20年間は、残りの医師人生をかけて、多くの肥満に苦しむ方々に夢と生きる希望をご提供できる“医療ダイエット治療”を誠心誠意お届けできればと祈念しております。

「医療ダイエット治療は単なる容姿改善医療ではなく、唯一無二の“予防医療”であり“抗加齢医療”である」

タイトルとURLをコピーしました