温泉水を飲む“飲泉療法”で、健康とダイエット効果をゲットしませんか?

飲泉について | 日本温泉協会

みなさんは温泉に行った際に“温泉水”を飲んだりしますか?

ワタシは三朝温泉へよく湯治に訪れますが、いつも温泉水を飲んで“飲泉療法”をやっています。

この温泉水を飲む「飲泉(いんせん)」は、実は古くから温泉療法の一部として行われてきました。温泉水は、その泉質に含まれる特定の成分によって、様々な健康効果やダイエット効果が期待されています。

本稿では、この飲泉療法について少し述べたいと思います。

飲泉による健康効果

  1. 胃腸の働きを整える:
    • 炭酸水素塩泉(重曹泉): 胃酸を中和し、胃の粘膜を保護する作用があるため、胃もたれや胃炎の緩和に役立つとされます。また、胆汁の分泌を促し、消化を助ける効果も期待されます。
    • 硫酸塩泉: 便秘の解消に役立つと言われることがあります。
    • 二酸化炭素泉(炭酸泉): 胃腸の血管を拡張させ、蠕動運動を活発にするため、消化吸収を促進し、便秘の改善に役立つとされます。
    • 塩化物泉: 塩分が胃腸の働きを刺激し、消化液の分泌を促すことがあります。
  2. 便秘解消:マグネシウムを多く含む温泉水(例えば、苦味泉と呼ばれる硫酸塩泉の一部)は、腸の水分吸収を抑え、便を柔らかくして排便を促す作用(緩下作用)が期待できます。
  3. 肝機能のサポート:特定の泉質(例えば、炭酸水素塩泉や硫酸塩泉)は、胆汁の分泌を促し、肝臓の負担を軽減する、あるいは代謝を助ける効果があると言われることがあります。
  4. 尿酸値の低下(痛風の予防):一部の泉質(アルカリ性単純温泉など)は、尿のアルカリ化を促し、尿酸の排泄を助けることで、痛風の予防や改善に役立つと考えられています。
  5. 糖尿病の改善補助:特定の泉質(例えば、単純温泉や二酸化炭素泉)が、代謝を促進し、血糖値の安定に間接的に寄与する可能性があります。
  6. 体内のデトックス効果:豊富なミネラル成分が、体内の老廃物や有害物質の排出を促すデトックス効果が期待されることもあります。

飲泉によるダイエット効果

飲泉は上記のような健康効果を通じて、間接的にダイエット効果を発揮します。

  1. 代謝の向上:胃腸機能の改善や、特定のミネラルが代謝を促進することで、結果的にエネルギー消費が高まり、痩せやすい体質に繋がる可能性があります。
  2. 便秘の解消:便秘が解消されると、腸内環境が改善され、体内の老廃物がスムーズに排出されることで、体重減少や体質の改善に繋がることがあります。お腹の張りも軽減されます。
  3. 食欲コントロールの助け:胃腸の調子が整うことで、食欲が安定し、不必要な過食が減る可能性があります。


いかがでしょうか?

飲泉は古くから伝わる自然療法の一つであり、その泉質ごとの特性を理解し、適切な方法で行うことで、健康維持やダイエットの補助に役立ちます。

飲泉が可能な温泉施設を訪れた際には、是非お試しください。

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