ダイエット治療中で最も重要なのは“糖質制限”です。
そしてこの“糖質制限”の主たる目的は、糖質(炭水化物を含む)の摂取を抑えることで余剰糖質からインスリンの作用で増加する中性脂肪(体脂肪)を減らし、結果的に体重が減り痩せることができます。
以下に、糖質制限ダイエットの為の食事内容について解説します。
1. 糖質摂取量の目安を設定しましょう
- 小柄な方: 1日あたり100~150g(ご飯1膳約80g換算で、1日3膳)。
- 標準的な体型の方: 1日あたり150g以下(ご飯1膳約80g換算で、1日3膳)。
2. 避けるべき食品(上記の通りに、一日量の上限を設定しましょう!)
- 高糖質で高GI値の食品: 白米、小麦製品(パン、麺類 など)、じゃがいもなどのの芋類、砂糖、スナック菓子類、果汁ジュースや果汁が入った野菜ジュース、甘いと感じる全ての飲料と食品。
3. 積極的に摂る食品
- 低糖質・高栄養食品:
- たんぱく質: 肉、魚、卵、豆腐、納豆。
- 野菜: ブロッコリー、ほうれん草、アボカド、きのこ(芋類などの、糖質の多い根菜は控えめに)。
- 脂質: オリーブオイル、ナッツ、チーズ。
- 食物繊維: 便秘予防に重要。低糖質野菜や海藻を多めに。
4. 具体的な食事例
- 朝: 全粒粉のパン(白くない茶色いパン)1個、プレーンヨーグルト(無糖)+ナッツ、ゆで卵、野菜スープ or 玄米や雑穀米などを1膳80g程度、納豆、ゆで卵、具だくさんの味噌汁。
- 昼: 全粒粉のパン(白くない茶色いパン)1個もしくは玄米や雑穀米などを1膳80g程度、鶏肉のグリル、サラダ(オリーブオイルドレッシング)、きのこ炒め。
- 夜: 全粒粉のパン(白くない茶色いパン)1個もしくは玄米や雑穀米などを1膳80g程度、鮭の焼き物、ブロッコリーと豆腐の炒め物、味噌汁(野菜や海藻類で具だくさんに)。
- 間食: アーモンド、チーズ、ゆで卵(糖質ゼロの飲み物と一緒に)。
いかがでしょうか?
ダイエットで最も重要なのは、摂取する糖質(炭水化物)の1日の総量を制限し、かつできるだけGI値の低い糖質へシフトすることが重要です。
また、糖質を減らす分、たんぱく質や脂質を適切に摂り、ビタミン・ミネラル不足にも注意が必要です。
最近では、食品や食材に含まれる糖質の量が細かく記載された書籍なども多く出版されているので、そういった書籍を参考にすることも重要でしょう。
また、人間の体の中で最もエネルギーを消費する臓器は骨格筋(筋肉)です。
この骨格筋をエネルギー消費効率の高いレベルへ引き上がる為には(これを、“基礎代謝能力を上げる”と言います)、パーソナルジムで行う激しい筋トレ運動や、医療ダイエットクリニックで行う医療痩身施術治療が欠かせません。
正しく糖質制限しながら健康的にかつ安全にダイエットするためにも、まずはお近くのダイエット治療医へ相談してみてはいかがでしょうか?
